こんにちは。
お父さんアフィリエイター
はまぞふです。
2023年11月1日。
何気にツイッター(X)を見ていると、
「ステマ規制」という文字を見るようになりました。
なんて、思いながら、別に関係無いだろうなんて思っていたんですが・・・
気になったので、調べてみると、
ステルスマーケティングに対する規制が入るという内容でした。
そこまで読んでも、全然ピンときてなくて、
なんて、他人事だったんですよね。
・・・でも、
アフィリエイトサイトも例外では無いということを知り、
しかも、規制は10月1日から始まっているということを知り、
ほとんどのアフィリエイト記事は9月中に対策が完了していなければならないようで・・・
私、全然気が付きませんでした^^;
そこから、大急ぎで「ステマ規制」に調べて、
アフィリエイトサイトにどんな対策が必要なのか調べて、
なんとか、自分が持っている全サイトに対策を施しました。
対策を行わないと、ASPから何を言われるか、わかったものではありませんからね。
怒られる前に、対策が間に合って良かったです。
もしかすると・・・、
私のように、
なんて、余裕をぶっこいているアフィリエイターさんがいるかも知れません。
(いや、僕だけかな・・・)
もしかすると、この記事を読んでいるのは、
そんな、あなたのために、
この記事では、アフィリエイトサイトに必要なステマ規制の具体的な対策方法と、自分が調べたステマ規制について、ご紹介していきますね。
ステマ規制って何なの?
ステマ規制って何なの?って話の前に、まず、ステマについて説明しますね。
ステマとは、ステルスマーケティングの略で、
商品やサービスの宣伝を、宣伝だと気づかれないように宣伝をする行為のことです。
例えば、商品を使った人の感想や口コミを装って宣伝することがステマになりますね。
少し前だと、芸能人やインフルエンサーの人たちが、企業から報酬をもらって、自分の感想を装いながら、商品を宣伝する行為が問題にもなりましたよね。
これも、ステマになります。
そういうことをされると、一般の消費者が、「口コミや感想」なのか、それとも「宣伝」なのか、区別が付かなくなるとのことで、
そういうステマに対して規制が入ったのが、「ステマ規制」と言われるものです。
ステマ規制については、こちらのリンクに超詳しく載っているので、「詳しく知りたい!」という方は、参考にしてみてください。
消費者庁 令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。
「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の運用基準[PDF:336KB]
景品表示法とステルスマーケティング~事例で分かるステルスマーケティング告示ガイドブック[PDF:3.0MB]
まぁ、相変わらず、国の書いた文章なんで、わかりにくいんですけどね。
↓これが一番わかりやすかったです。
「景品表示法とステルスマーケティング~事例で分かるステルスマーケティング告示ガイドブック」
・・・でね、
色々情報を集めて、自分なりにステマ規制法についてまとめると、以下のようになります。
(※僕が自分の判断で記載したものなので、参考程度にしてくださいね。)
■ 一般消費者が、事業者による広告か、第三者による感想・口コミか判断できるようにした決まり事。
■ 罰則を受けるのは事業者(広告を出している側)。ステマを実行した、インフルエンサーや、芸能人。サイトやブログを作ったアフィリエイターは罰則の対象外。
■ 「事業者の表示(つまり広告)」だということが一般消費者が見てわかるようにすること。
つまり、宣伝や広告だったら、「広告」「宣伝」「PR」といった表示を出してねって言うこと。
■ 「事業者の表示(広告)」と判断されるものはいくつかある。
※以下、「景品表示法とステルスマーケティング~事例で分かるステルスマーケティング告示ガイドブック」の6ページに記載されている4つの項目です。
1.事業者が自ら行う表示
2.事業者が第三者になりすまして行う表示
※事業者のの社員がSNSやブログに商品の紹介をする場合はこれに該当するようです。
3.事業者が明示的に依頼・指示をして第三者に表示させた場合
※事業者がインフルエンサーや芸能人に、「この商品をこんな感じで紹介してね。」って依頼して紹介してもらった場合は、ここに該当しますね。
それと、アフィリエイターの中でも、事業者の指示通りの商品の紹介をしているのであれば、その行為もこれに該当します。
例えば、販売元から商品の提供があり、
「うちの商品をこんな感じで紹介してほしい。」と紹介文などを提供され、アフィリエイトした場合。
こういう場合は、ステマ規制の対象になるので、対策が必要になります。
4.事業者が明示的に依頼・指示していない場合であっても、第三者に表示させた場合となるもの
※メールや口頭などのやり取りや、対価や関係性によって、総合的に判断するとのことで、例えば、事業者が、インフルエンサーなどに、無償で商品を提供した上で、SNSや口コミで、「事業者の方針に沿った投稿」をした場合はこれに当たる可能性がある。
※「事業者の表示(広告)と判断されるもの」の文章だけ判断すると、
「アフィリエイトするときでも、事業者から商品の提供が行われていないし、事業者の意向に沿った内容じゃなくて、自分が使った感想を記事にしているから、大丈夫だ!」と、思ってしまう人もいるかも知れませんが・・・
「対価」も総合的に判断される材料となり、アフィリエイトするということは、対価を貰うことになるので、総合的に判断されて、「ステマ規制」の対象(つまり広告)だと判断される可能性があるということです。
まぁ、自分が思ったことを書いたところで、それを証明する術が無いのであれば、アフィリエイト報酬をもらっている以上、広告だと判断されると思います。
相変わらず、国の書き方ははっきりと書かないというか、わかりにくいというか・・・
ASPからの情報を参考にしてみる
国のサイトや文章を見ても、全然ピンと来なかったので、各ASPの対応策を探してみました。
僕が探したASPの対応策は以下の様なものでした。
・楽天アフィリエイト
ステルスマーケティング規制の対応について
・A8.net
2023年10月施行の景品表示法の指定告示(通称ステマ規制)に関するお知らせ
・afb
アフィリエイト豆知識【ステマ規制を理解し、正しい広告表示をしよう】
この中で、楽天アフィリエイトでは、事業者とアフィリエイターとの間で、商品の表示に関わるやり取りがあったり、アフィリエイト報酬以外の報酬を受け取っている場合、「PR表記」をしなさいと記載しています。
Q 楽天アフィリエイトのすべての投稿に対して、PR表記は義務となりますか?
A 「アフィリエイターの表示であっても、事業者と当該アフィリエイターとの間で当該表示に係る情報のやり取りが直接又は間接的に一切行われていないなど、アフィリエイトプログラムを利用した広告主による広告とは認められない実態にある表示を行う場合」は、投稿の際のPR表記は任意としております。
プレミアムパートナー(商品提供)、楽天アフィリエイト/広告主主催のイベント参加(オンライン開催、オフライン開催とも)、アフィリエイターお試しクーポン等、広告主とパートナーとの間で成果報酬以外の金品(※2)や、情報等のやり取りが発生している場合(広告主と直接やり取りがなくても、楽天アフィリエイトを介してやり取りが発生する場合は対象となります(※3))
楽天アフィリエイト ステルスマーケティング規制の対応について~引用
僕に関して言えば、楽天アフィリエイトを利用しているものに関しては、事業者とのやり取りもないし、アフィリ報酬以外に受け取っているものもないので、PR表記は不要ということになります。
逆に、A8.netでは、「PR」表記の対応をお願いしますと、はっきり書かれています。
(1)アフィリエイト広告を掲載しているメディア会員様におかれましては、推奨されている表示方針に従い、運営サイト・メディア内に「PR」等の表記(広告であることが分かる表記)の対応をお願いいたします。
A8.net 2023年10月施行の景品表示法の指定告示(通称ステマ規制)に関するお知らせ~引用
A8.netでは特に基準はなく、A8.netのアフィリエイトを表示するなら全員にお願いしているようですね。
afbもその点は同じで、すべてのアフィリエイトサイトに「広告」表示をお願いしています。
■アフィリエイトパートナーの皆様へのお願い
①2023 年 9 月 30 日までに、afb を利用したアフィリエイト広告を掲載しているアフィ
リエイトサイトに広告表示を行ってください。ただし、事業者(クライアント)の表示で
あることが一般消費者にとって明瞭である又は社会通念上明らかである場合を除
きます。
※アフィリエイトサイトの掲載開始日にかかわらず、2023 年 9 月 30 日時点で公開
されている全てのアフィリエイトサイトが対象となります。
②クライアントが個別のルールを定めた場合は、当該ルールに従ってください。
※提携文の変更、メルマガでの告知等が想定されます。
afb ステマ規制に伴う対応について~引用
一番使っているASPのinfotopでは、ステマ規制に関するメッセージは特に有りませんでした。
ステマ規制で罰則があるのはアフィリエイター側ではなくて、事業者となるので、そちらに通知が来ているのかもしれませんね。
どのみち、アフィリエイトサイトでも対策が必要ですので、infotopのアフィリエイト記事にも対策が必要でしょうね。
それと、afbのステマ規制に関するサイトには、こんな記載もありました。
(過去の記事や投稿も含め対応する必要があります)
afb アフィリエイト豆知識【ステマ規制を理解し、正しい広告表示をしよう】~引用
過去に投稿した記事も対策を行う必要があるようです。
「10月以降、ブログに記事を追加してないから、別にいっか・・・」
なんて、思っていると、指摘される可能性があるので、注意が必要ですね。
具体的なステマ規制の対策とは?
サイトや記事に「PR」や「広告」表示が必要なことはわかりました。
では、具体的にどうやって表示するか?
それは、A8.netの具体例が参考になると思います。
・A8.net
2023年10月施行の景品表示法の指定告示(通称ステマ規制)に関するお知らせ
具体的な例があると助かりますね。
具体例の「例1」にあるように、サイトのヘッダ部分に表示するのが、一番楽じゃないかなと思います。
もし、サイトのヘッダに表示が難しい場合は、「例2」にあるように、記事の上部に「広告」と表示するのが良いでしょう。
一つ一つ、今までの記事に手直しをすると、かなり時間がかかるので、
サイトヘッダと記事の間に文章を表示するように、WordPressやSIRIUSで調整すれば、対して時間がかからないと思います。
ヘッダと記事の間にメッセージを配置するようウィジェットで配置ができたはずなので、そちらで対応ができるでしょう。
それと、サイトをPC表示とスマホ表示で確認して、きちんと表示できるかどうか、確認も必要ですね。
推奨されている表示例として、下記のURLに具体的な表示例が掲載されているので、こちらも確認しておいたほうがよろしいですね。
事業者が講ずべき景品類の提供及び表示の管理上の措置についての指針 16ページ
・・・ということで、
僕が行った対策は、サイトのヘッダーと記事の間に
「アフィリエイト広告を利用しています。」
という文章を表示する対策を行いました。
WordPressでの対策
ステマ規制対策が告知されてから、テーマによって広告表示が設定でON/OFFできるようにアップデートされているようです。ただ、テーマ固有の設定を使ってしまうと、他のテーマを使うとなった時に再設定が必要になってしまうかも知れませんので、
僕は、テーマ固有の設定を使わずに対策を行いました。
Wordpressのダッシュボードから、
外観→ウィジェットを選択。
テキストに
「アフィリエイト広告を利用しています。」を追加して、
各記事の上に表示されるように配置します。
使用しているテーマがAlphaであれば、
「記事 メインカラム上」に
「テキスト(枠無し)」を配置します。
使用しているテーマがCocoonであれば
「コンテンツ上部」に
「テキスト」を配置します。
SRIUSでの対策
サイト全体設定→フリースペースの設定をクリック。位置選択を「メインカラム(上段)」を選択。
「アフィリエイト広告を利用しています。」と記載。
改行しないにして、表示を「全てのページ」を選択して、OKをクリックします。
スマホ対策として、
サイトオプション→iPhoneサイト設定→フリースペース
「PCサイトと同じフリースペースを使用する」にチェックが入っているのであればOK。
もし、「PCサイトと同じフリースペースを使用する」にチェックが入ってない場合、チェックを入れて、同じフリースペースを使うようにするか、もしくは、フリースペース上段に「アフィリエイト広告を利用しています。」を記載。
OKをクリックして完了です。
後は、プレビューで確認しましょう。
SIRIUS2での対策
サイト全体設定→フリースペースの設定「メインカラム(上段)」を選択し、新規追加をクリック。
「アフィリエイト広告を利用しています。」と記載。
改行しないにして、表示を「全てのページ」を選択して、OKをクリックします。
スマホ対策として、
サイトオプション→スマホサイト設定
スマホサイト同時生成がONであれば、フリースペースをクリック。
「PCサイトと同じフリースペースを使用する」にチェックが入ってない場合は、フリースペース上段に
「アフィリエイト広告を利用しています。」を追加。
まとめ
この記事では、アフィリエイトサイトに必要なステマ規制の具体的な対策方法と、自分が調べたステマ規制について、ご紹介しました。何も知らないときは、「ステマ規制」について、
「えっ、全記事変更しないとダメ・・・・?や、やべー、やべーよ・・・」
なんて、怯えていたんですが、対策方法を調べると、
「とりあえず上にメッセージを出しておけばなんとかなるな・・・」
と冷静を取り戻しました^^;
とは言っても、規制が始まった10月は通り越して、11月に入ってから対策を行ったので、間に合わなかったんですが・・・。
とりあえず、まだ、怒られてないので、怒られる前に対策ができて良かったです。
もし、
と困っているのであれば、今回の記事を参考にしてくださいね。
「対策は万全ですぜ!」と思った方、ぽちっとお願いします^^